「犬走り」というユニークな名前は、「犬が通り抜けられるくらいの狭い通路」に由来しているといわれています。昔の日本建築(神社仏閣や日本家屋)の縁側の外側にあった細い通路が語源ですが、現代の新築一戸建てや建売住宅においては、建物の基礎を雨水や泥はねから守るための非常に実用的な構造として必ずと言っていいほど設置されています。
犬走りが果たす主な役割とメリット
新築住宅のまわりに犬走り(コンクリート打ちや砂利敷き)を設けることには、次のような大切な目的があります。
- 基礎や外壁への泥はね・雨水浸食を防ぐ: 雨が降った際、地面の泥が跳ね返って外壁の下部が汚れたり、基礎部分が常に湿った状態になったりするのを防ぎます。
- 雑草の繁茂や害虫の発生を抑える: 家の周りが土のままだと雑草が生い茂り、湿気を好む虫(シロアリや害虫など)の温床になりやすくなります。犬走りをコンクリートや防草シート+砂利にすることで、雑草の手入れを大きく軽減できます。
- 建物周りの歩行やメンテナンスのしやすさ: 家の裏手や側面などを点検・清掃する際や、エアコンの室外機を設置する際に、足元が汚れることなくスムーズに移動できる通路として機能します。
- 地盤の陥没(雨水によるえぐれ)を防止する: 屋根からの雨水が直接家の真下の地面に落ちて穴を掘ってしまうのを防ぎ、基礎周りの地盤を安定させます。
マイホーム選びにおける視点
新築一戸建てや建売住宅を見学する際は、建物の中だけでなく、外周部(犬走り)がどのように仕上げられているかもチェックしておきたいポイントです。一般的にはコンクリート打ちや砂利敷き(防草シート併用)で綺麗に整えられていることが多く、入居後の草むしりの手間を減らしたり、家の耐久性を高めたりするうえでしっかりと配慮されているかを確認すると安心です。
